[連載] 建築をもっと知りたくなるRPG型プログラム「けんちくのたね」 Level.04

[連載] 建築をもっと知りたくなるRPG型プログラム「けんちくのたね」
Level.04
第5回目 丸の持つ力とは?

「けんちくのたね」は、身近にある紙と道具を使って、実際に手を動かしながら建築の基礎を簡単に楽しく学べる連載漫画です。使用するのは「A4のケント紙」「はさみ」「カッター」「のり」だけ!折る・丸める・切るといった単純な動作でも、創意工夫を凝らすことで、強度が大きく変わったり、デザイン性がUPしたり、驚くほど様々な表現が可能になります。
ここでの皆さんは、建築の世界に飛び込んだ「けんちく勇者」。さぁ、今すぐ材料を装備して、建築をLet’sロールプレイング!みんながあっと驚く建築スキルを磨いていきましょう!

第5回目 『丸の持つ力とは?』

1.応用問題・A4紙から高さのある形を作ってください

前回はハサミを使用して「切る」「折る」ことで問題に取り組んでもらいました。失敗しながらでも、とにかく手を動かしてみることの大事さに気が付きましたか?今回はさらなる応用問題をひとつ。あれ、この前と同じ?いえいえ、条件を付けているので問題もレベルアップしています。

 
 

2.条件:「折」ってはいけません!

これが今回の問題です(折らなければいいので、切るのはOK!)。頭を柔らかくして取り組んでみてください。紙を立たせるのに「折る」ことってこんなに重要だったと思うはずです。行き詰まったら色々な角度から紙を見比べ、手で触って変形させてみましょう。

 
 

3.折らずに立たせるのに、こんな形は?

紙を自立させるには弱い軸を強い軸にしてあげなければなりません。紙を触っているうちに、わりと普遍的なやり方に辿りつきませんか?ひとまず、ヒントとして紙を「丸める」のはどうでしょうか。※もちろん「丸める」以外にもやり方はあります。

 
 

4.実は偉大な「丸める」チカラ

前々回のLv.2では、弱い軸を強い軸に変化させる話をしました。折らずに丸めるやり方はまさにその応用編でひとつの答えといえるでしょう。世の中にあふれている「モノ」には、存在する理由や形に意味があります。そしてそれを考えた「人」がいます。身の回りにも丸いモノや丸い部分がたくさんあるはずです。なぜ丸いのか?製作者の意思を汲み取りながら考えてみてください。次回は目線を変えて「積む」ことについて学習しましょう!

 
 

今週のお題:「家の中にある丸いもの(部分)はなぜ丸いか考えてみよう」

著者紹介
本多健(Takeshi Honda)
建築イベントプランナー 建築家(一級建築士)/1973年島根県生まれ1996年東京電機大学工学部建築科卒業。1998年芝浦工業大学大学院修了。プランツアソシエイツを経て、2002年独立。2005年シェアオフィスFLAT4設立。2015年建築イベント企画会社 株式会社HOOPを設立 「ラ・アトレ学生実施コンペ」「寺子屋ふくろう」シリーズ、「バリアレスシティアワード」等、建築コンペ等の企画に携わる。芝浦工業大学非常勤講師 建築学生サークル♭顧問

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