OFFICIAL BOOK制作陣が勝手に選ぶ 「せんだいデザインリーグ」歴代日本一...

2012年3月4日の仙台には雪が降り積もった。東日本大震災から1年後、10回目の卒業設計日本一決定戦のファイナル審査(公開審査)は、東北大学百周年記念会館川内萩ホールで開催された。審査員長に伊東豊雄、審査員に塚本由晴、重松象平、大西麻貴、櫻井一弥。ファイナリスト(10作品)には、「全部『震災もの』を選んでもいいくらい」(伊東豊雄のセミファイナルでの発言)を反映して東日本大震災に関連する卒業設計が4作品選ばれた。最後は満場一致で今泉絵里花の『神々の遊舞』が日本一に輝いた。

OFFICIAL BOOK制作陣が勝手に選ぶ 「せんだいデザインリーグ」歴代日本一...

「せんだいデザインリーグ 卒業設計日本一決定戦」(以下、SDL)の歴史(SDL2006以降だが)を振り返ると、審査過程で毎年、数々のドラマや伝説が生まれ、建築の果たす役割を問う多彩な議論が展開してきた。その中で異色の日本一として印象に残っているのが、SDL2017の日本一『剥キ出シノ生(*1) 軟禁都市』何競飛である。

OFFICIAL BOOK制作陣が勝手に選ぶ 「せんだいデザインリーグ」歴代日本一...

今回、せんだいデザインリーグ日本一決定戦(以下SDL)が長年蓄積してきたものを見直すことで、改めてSDLの果たしてきた役割や、歴史的価値を検証し、今後の卒業設計の行方を占おうという企画を立ててみた。その第1弾が「歴代日本一の中の日本一」である。 心を揺さぶられた日本一としてSDL2009よりオフィシャルブックのデザインを担当している大坂智が選んだのは・・・

[連載]「旅の追憶」建築家がすすめる見に行ってほしい建築03|市村宏文

大学1年生の西洋建築の講義、ロマネスク・ゴシック・ルネッサンス・バロック・ロココの様式建築が続いていましたが、当時は全く興味がなかったために少しウンザリしていたところ、19世紀末に突如現れたモダニズム。その中で、それまでは絶対に注目されない分類の建物で「工場」が紹介されていました。それまでに知っている工場と言えば無機質な建物で、機能優先でした。当時の最新の材料を使い、細部にまで徹底的にデザインされている建物にすっかり魅せられてしまいました。それが「AEGタービン工場」との出会いで、建築家ペーター・ベーレンス、その後のモダニズム建築やバウハウス、そして「首都ベルリン」を知るきっかけとなりました。

庭師のクリエイティビティが宿る 冬の風物詩・しめ飾りづくりに込めた想い...

門松、しめ飾りなど。日本には年の瀬に氏神様を祀り、新年を迎えるため、家や店舗などの門や玄関先に独自のしつらえを飾る風習がある。地域によって違いはあるが、昔からこうした正月飾りの制作は庭師の冬仕事の一環であった。 門松やしめ飾りに使用する松竹梅や藁は庭師が普段から扱う庭木や庭づくりの材料であり、扱いが慣れていることも彼らが正月飾りづくりを担っている理由のひとつだろう。 現代の住宅事情により、門松を飾る家は少なくなったが、いまのライフスタイルや気分に沿ったしめ飾りが登場し、SNSやEC販売の普及によって地域という枠を超えて、今また注目を集めている。専門誌「庭NIWA」の次号No.242では庭師の感性から生み出された正月飾りを特集する。 今回は発売に先駆けて、特集にも登場する桜花園大阪の「素朴なしめ飾り」を紹介する。

【クッキング】あまったリンゴがあったかスイーツに変身!アップルコブラ...

アップルコブラーは、アメリカでポピュラーな焼き菓子です。フィリング(甘く煮た果物)の上にクランブル(そぼろ状のクッキー)をのせて焼くホットデザートで、どの家にもある材料を使って手軽に作れます。自分へのご褒美に、たまには手作りの甘いお菓子はいかがでしょう♪

【簡単ヨガ】簡単ヨガでリラックスタイム♪「チャイルドポーズ」を試してみ...

「何か疲れた」「ストレスが溜まっている」「リラックスしたい!」そんなあなたにおすすめなのが、ヨガのチャイルドポーズ♪れっきとしたヨガのポーズではありますが、びっくりするほど簡単なので、今すぐ試してみたくなること間違いなしですよ! 「るふたはっく」では、多忙な日々を送る建築系の皆さんのために、“生活に役立つミニ情報”をお届けします。

『建築設計2.0 ―New Normal な社会に向けて―』[芝浦工業大学 建築研究会]

―仮想空間― それはネットワーク上に構築された空間のことである。世間では COVID-19 により生活・活動が制約されたことで、リモートワークやオンライン飲み会のように人々の行動が仮想空間へ移動するなど、「 New Normal 」ともいえる新たな社会変化が起きている。建築設計者の社会的役割は、個々人の生活や社会活動をより最適化するための「場」を構想・構築することにある。仮想空間でも社会活動が行われるようになった今、建築設計者は、現実空間 と仮想空間が双方向的に関わり合い「 New Normal 」を見出しうる創発的な「場」を構築することができるのではないか。